【平均年収792万円】三菱電機の給与が高いのはなぜなのか

【平均年収792万円】三菱電機の給与が高いのはなぜなのか

三菱電機の年収(給与・報酬)が丸わかり!同業他社との比較、平均年収の推移、役職・職種・入社年次・年齢別の年収、年収以外のメリットなど、データや口コミをもとに平均年収が高い理由や社員の収入実態に迫っていきます。今回注目する企業は堅実な経営体制の大手総合電機メーカーで三菱グループの中核である三菱電機です。就職・転職の参考に


三菱電機は大手総合電機メーカーの1社で、重電システム・産業メカトロニクスに強く、多くの産業用電気機器で国内トップシェアを占めています。

2018年3月時点の電機業界大手8社の売上高を見てみると、三菱電機は第4位にあたります。
第1位:日立製作所 9兆3686億円
第2位:ソニー 8兆5439億円
第3位:パナソニック 7兆9821億円
第4位:三菱電機 4兆4311億円
第5位:富士通 4兆983億円
第6位:東芝 3兆9475億円
第7位:NEC 2兆8444億円
第8位:SHARP 2兆4272億円

電機業界と聞くと家電を思い浮かべるかもしれません。
しかし、三菱電機宣伝部 BtoCコミュニケーショングループマネージャーの桒原(くわはら)幸志氏は、東洋経済の取材に対して「三菱電機という企業に対する一般の人がもつ印象は薄い」と答えており、女優の杏氏とお笑いコンビ・オードリーの若林正恭氏を夫婦役に起用したCMは、そのイメージを払拭する戦略の一つでした。

日常の困りごとや共感を覚える“あるある”のシーンを描き、三菱の家電が解決するというもので、「ニクイね、三菱」の決め台詞で視聴者に印象を残すことに成功したのです。
売上高も一般消費者の知名度も際立って高くなくとも、三菱電機は間違いなく優良企業と言えます。

それでは、三菱電機の年収はいったいどれくらい高いのか、またなぜそんなに高いのか、そして就職・転職先として適しているのかを探っていきましょう。

三菱電機の年収(給与・報酬)はどれくらい高いのか?

まず三菱電機の平均年収がどれくらいの額なのかから見ていきましょう。

2018年3月期の有価証券報告書によると、三菱電機の平均年収は792.4万円です。

国税庁が行った2017年民間給与実態統計調査では、男女合わせた正規雇用者の平均年収が493.7万円とのことですから、どれだけ高い年収なのかがわかりますね。

では次に、同じ電機業界であるパナソニック、日立製作所、、、の平均年収と比べてみましょう。
以下に各社の有価証券報告書に記載されている情報をまとめました。

三菱電機:792.4万円(2018年3月期)
パナソニック:768万円(2018年3月期)
日立製作所:871.5万円(2018年3月期)

こうしてみると三菱電機の平均年収は業界内では突出しているわけではないにしても、一般的には高いといえます。

実際に働いた経験のある方の貴重な給与明細からは驚きの発見が!

電機業界の給与明細

日本の平均年収を大きく上回る収入が

  • 三菱電機・30代・プロダクトマネージャー(非管理職)の 給与明細
  • パナソニック・30代・プロダクトマネージャー(非管理職)の 給与明細
  • 日立製作所・30代・プロダクトマネージャー(非管理職)の 給与明細

三菱電機の平均年収の推移

続いて、過去5年間における年収の推移を見てみましょう。

下は平均年収と平均年齢の推移を表したものです。

2014年3月期 746.9万円 (平均年齢 40.4歳)
2015年3月期 778.3万円 (平均年齢 40.3歳)
2016年3月期 798.2万円 (平均年齢 40.2歳)
2017年3月期 795.7万円 (平均年齢 40.2歳)
2018年3月期 792.4万円 (平均年齢 40.2歳)
(出典:有価証券報告書)

三菱電機の平均年収の推移を見てみると、2014年3月期から比較して2018年の同時期には緩やかながらも約50万円増えています。このまま緩やかに平均年収が増えると考えれば、この1~2年で800万円台に到達するかもしれません。

ここで特筆すべきことは、大幅な人員削減をすることなく、平均年収の上昇を成し遂げたことです。三菱電機の連結従業員数は、2014年の12万4305人から2018年には14万2340人に、単体従業員数は3万1797人から3万4561人へと増えています。

同時期に大幅な人員削減をしたソニーの人数を例にすると、連結従業員数は14万900人から11万7300人に、単体従業員数は1万4642人から2428人へと大きく減っており、2社が対照的であることがわかります。

では、これほどまでに給与水準が高い理由はなんでしょうか。

三菱電機の年収(給与・報酬)が高い理由は?

年収が高い理由のひとつとして、新卒・中途ともに採用に意欲的であることが挙げられます。

電機業界大手の2019年新卒採用計画によると、三菱電機はもっとも多く、昨年から50人増やして1190人(2018年10月入社を含む)の採用を計画しており、そのうち6割を理系から確保するとしています。また、東洋経済オンラインの「給料が高く中途採用が多い会社」では、三菱電機はトップ10入りの第9位で、2016年に523人を採用しました。

技術系を中心に優秀な人材が海外へ流出する懸念をもつ電機業界で、競合他社と比較して魅力的な年収を示す傾向にあると言ってよいかもしれません。

さらに、三菱電機が堅実な結果を出し続けていることも着目すべき点です。同じく東洋経済オンラインの「過去10年で純利益を積み上げたトップ500社」ランキングでは、三菱電機は第25位にランクインしており、電機業界大手8社の中で堂々の第1位となっています。

三菱電機は、短期的な業績だけにとらわれず、長期的に事業を見据えて収益を出し、継続して利益を積み上げていることわかります。この結果こそが、三菱電機が従業員を減らさずとも高い水準の給与を出すことができる一因と言えるでしょう。

口コミには年収の実態を如実に表す証言がありました。


三菱電機社員の口コミ

若い時は年収が高くないがボーナスがきちんと出る!

「融通が利かない、年功序列があるなどの社風はあるが、毎年昇給してゆく。 管理職になれるかなれないかによって40歳あたりから……

総合電機メーカーと比較すると妥当な水準

「充実した福利厚生などを考えると不満はないと言える。 昇進は、ある程度社歴や年齢を考慮される。そのため長く働くには……

業界の特徴や社内のシステムで年収が高くなることがわかりました。それでは社内ではどんな人、どんな仕事をしている人がより給与が高いのでしょうか。

三菱電機の社内で年収(給与・報酬)が高い職種・役職は?

職種や役職ごとの年収の違いについて、三菱電機から正式に公開された情報はありませんが、年功序列が色濃く反映されています。20代や30代の社員間での職種や査定評価による年収の違いはあまりありません。その後の管理職になるかどうかで年収に差が出てくるようです。

とくに注目したい点は、役員報酬の高さです。
三菱電機には、なんと1億円以上の報酬を受けている役員が22名もおり、対照的なトヨタ自動車の役員数5名と比較してみると、その数字が驚くほど高いことがわかります。この破格ともいえる役員報酬は、長期的な成長戦略が実現した成果であると見て取れます。

本当に格差はないのか。実際の給与明細を比べて確認してみましょう。

三菱電機社員の給与明細

年功序列の社風が給与明細でも明らかに!

ボーナスが出ると年収は大きくアップ!

しかし年収が高いからといっていいことばかりではないのでしょうか。

三菱電機の見落としがちな留意点、課題は?

大きな懸念事項はありませんが、強いてあげるとすれば海外赴任の確率が高いことです。三菱電機は海外39か国に154の協力会社をもっていますが、全体の売上高に対する海外比率は約4割で、競合他社である日立の5割、パナソニックの6割と比較すると低い水準であることがわかります。

全社をあげてグローバル展開の強化を進める三菱電機にとって、各国で採用した現地人材の育成が緊急課題となっています。その一方で「内なるグローバル化」戦略も掲げて、日本人社員が海外事業の担い手となるための社員育成にも力を注いでいるのです。現在の海外駐在社員数は約700人ですが、今後増えていくと予想されます。若手社員が海外赴任地で働く可能性は、大いにあるといっても過言ではありません。

この他にも口コミにはこんな意見が書かれています。


三菱電機社員の口コミ

社内とは思えない程に気を遣う対人関係が…

「社内で名刺交換をしたり、他からの出張者を接待する文化があります。 仕事の進め方にもこれは表れており、社内のコンセンサスを取ることが……

大企業ならではのやりがいのある大型案件に関われる!

「大学で専攻していた分野に関連する仕事を、現在の部署でやらせてもらえている。 単なる技術者だけでなく、プロジェクトマネージメントの面も……

三菱電機には年収以外にメリットはある?

ここまで三菱電機の年収面を見てきました。ただ就職先、転職先として年収の高さだけで決めることはできません。その他にメリットは無いのでしょうか?

三菱電機の年収は、業界内でも圧倒的な高さを誇るわけではありません。
しかし、それを補って余りある充実した福利厚生が用意されています。託児施設の利用や塾・学校費用の補助、また満59歳になる社員とその配偶者が海外旅行に参加する制度があるほか、満30歳・40歳・50歳の節目に取れる特別休暇の制度もあるのです。

短期的な視点でただがむしゃらに上を目指すのではなく、社員の生活基盤を安定させ、事業の安定した成長に貢献をしてもらうという企業方針がうかがえます。派手で過剰な投資はしないものの、堅実な経営状態を維持する姿勢は、日本の電機産業が凋落していく現在において、とても有効な生き残り手段のひとつと言えます。

結論的には、就職・転職先として間違いありません。

三菱電機についてもっと知りたい!

三菱電機に関する詳しい企業情報は以下の記事にまとめています。あわせてご覧ください。

【福利厚生充実】三菱電機(株)に就職・転職するなら知っておきたい情報まとめ

https://tenshock.biz/articles/20

就職・転職するなら「三菱電機株式会社」。日本の大手総合電機メーカー。総売上高では日立製作所、パナソニック、東芝に次ぐ業界4位だが、重電システム・産業メカトロニクスに強く、収益性も高い。FA機器、昇降機、タービン発電機、鉄道車両用電機品、パワー半導体、人工衛星など多くの産業用電気機器で国内トップシェアを占める。

この企業情報の記事作成

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