電通の中途採用は「優秀だけでなく、予想外な実績を出してくれそうな人物」を期待される

電通の中途採用は「優秀だけでなく、予想外な実績を出してくれそうな人物」を期待される

さまざまな社会問題もありながら、転職希望者の人気が高い株式会社電通。その中で働くということは、どんな生活になるのか。数年前まで契約社員として働いていた30代女性のAさんに、社内から見た様子を語ってもらった。


同業他社のみならず、コンサル会社からの転職が増えた

電通に入社後、あるクライアントを担当したのですが、前職の代理店営業でそのクライアントのグループ会社を担当していたことが、中途採用のきっかけになったようです。ただし電通の面接を受けに来ていたのは、同じような業界経験者ばかりでしたが。

100人以上の面接者で唯一採用された決定打は、別のところにあったようです。それは、話し方で分かってしまう「タフさと根性、柔軟さ」。それから、まじめすぎるのは鬱になるから「適度な雑さ」も必要ということでした(笑)。

超人気企業・電通への転職成功談――ネット掲示板の書き込みから「キャリアアップの抜け道」を探る

http://tenshock.biz/articles/1918

世界屈指の規模を誇る広告代理店、電通。過労自殺事件後に就任した山本敏博・新社長は、「労働環境の改革」を最優先の経営課題に掲げた。もしかすると働き方の見直しとともに、増員が必要となる部署があるかもしれない――。そんな電通への中途採用をねらう人が注目するのが、2014年11月に2ちゃんねるに登場した、とあるスレッドだ。

野村総研から転職した人の成功談がネットに書き込まれていましたが、確かにここ数年は「代理店は課題解決=コンサルティング」ということで、同業他社のみならずコンサル会社からの転職が本当に増えているのは事実です。

ただし、肌感としてはコンサル会社出身だから有利というわけでなく、いまの代理店が必要とするタフさや頭の回転の速さ、脳が凝り固まってないことなどの能力を持っている方が、結果的にコンサル経験者に多いだけじゃないかなと思います。

「歩より飛車角」オリンピック需要による採用増も

部署内には、なぜかオリンピックの元選手や某スポーツの全国大会出場経験者なども多数いました。彼らのタフさや根性が認められたのかもしれません。採用担当者によると、

「ただ優秀なだけでなく、なにか予想外な実績を出してくれそうな人物を採用している」

とのことだったので、将棋でいえば「歩より飛車角」が期待されている、といったところでしょうか。

中途採用の契約社員は、私が入社したころは最低年収500万円からの募集でしたが、いまはスポーツ局のオリンピック需要を中心に350万円から採用しており、3年間の限定で広く募集を掛けています。転職希望者には狙い目かもしれません。

フロアの消灯後に子会社で仕事をしている人も

私が勤務していたころは、帰宅は深夜が多く、朝方になることもありました。タクシー代は自己負担。超過分は食事や読書していたことにして、残業時間を80時間以内に減らして申告していました。いまも仕事量が減らない限り、持ち帰り残業をしているのでしょう。

過労自殺事件後の状況について、現在も電通で働いている知人は、フロアの消灯後にデスクの明かりで仕事しているそうです。子会社で打合せや仕事をすることもあるそうですが、それもいつまで続けられるかなと言っていました。

「待遇に雲泥の差」契約社員は精神的につらい

電通の中途入社について、とにかく間違いないのは「契約社員と正社員では待遇に雲泥の差がある」ということです。中途入社は十中八九、契約社員。プロパー正社員とのヒエラルキーがあり精神的につらいですし、年収が一番大事なら電通の契約社員ではなく、他業種の正社員を絶対的にお勧めします。

ただし代理店での経験を積みたいなら、確かに電通には他社にはない大きな扱い額や案件があります。「電通は終着地点でなく通過点」と割り切れる方であれば、契約社員での中途採用でもよいのではないでしょうか。

 
 
 

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